某ディーラーが施工を忘れて返却してきた件

車検証が見つからず窮地に陥った私。実は前回の日記を書き終えた後、再度しっかり探したら無事見つかった。早々に営業さんに連絡を入れ、無事車検を受けられることになった。

日曜は昼12時頃に起き、残り湯を洗濯機に投入し吞気に洗濯を済ませて16時過ぎに出発。

 

サービスマネージャーに急かされるように必要書類を書き、いよいよ車の引き渡しとなった。そこで用意された代車はMazda2。昔のデミオに相当するモデルだ。しかも走行距離はわずか7000キロで、外装内装共に新品に近い状態だ。いままで代車といえば走行距離10万キロクラスの黄ばんだ旧モデルというイメージしかなかったが、こんなきれいな車が代車として供されるとは、少し得した気分だ。

 

早速エンジンをかけると、エンジンの静粛性に驚かされた。1.5Lのガソリンエンジンは重低音がわずかに伝わるだけで、エンジンを回しても嫌なうるささがない。乗り心地も一クラス上といった感じで、路上をスーッと滑っているような感覚だ(ロードスターも乗り心地はいいのだが、路面の状況が伝わる感覚がある)。高速安定性はぶっちゃけロードスターよりいい。ロードスターは時速60キロ出すと「60キロ出してる感」が伝わるのだが、デミオは速さを感じにくく、どんな速度域でも快適だ。

実はロードスターの前、私はディーゼルエンジンデミオに乗っていたので大体勝手は知っているのだが、あの時乗ってたデミオってこんないい車だったんだな…と昔を思い出した。正直言って、ロードスターよりはるかに快適だ。あまりに快適すぎて、普段バイク通勤のところ車検完了まで車通勤に切り替えてしまうほどだった。

 

Mazda2に限らず、最近のマツダ車にはマツダコネクトという装置がついている。これはダッシュボードの真ん中にあるディスプレイでカーナビやテレビ視聴が出来るものだ。操作部は運転席と助手席の間にあり、前方から目を離さず操作できるのが売りである。またスマホと連携するとオーディオやハンズフリー通話ができる。

デミオに乗っていたころはまだガラケーだったこともあり、「運転中に電話なんてしねえよ!」と言っていたが、実際には代車使用中に職場と2回電話する機会があり、大いに助けられてしまった。すごく便利ですね!本当にありがとうございました(手のひら高速回転)。

 

その後車検完了日時となり、ガソリンを満タンにしてディーラーへ向かった。燃費は厳密には計算していないが、15km/lもいかなかったと思う。マニュアルとはいえ、ロードスターが20km/l近くいくことを考えると、こんなもんなのかな、という感じである。渋滞を見越して早めに会社を抜けてきたのだが、思ったほど混雑しておらず予定よりも30分ほど早く到着してしまった。

その後車を受け取り発進しようとしたら、なぜか1速に入らない。おかしいなと思ったら、クラッチペダルを踏み忘れていた。たった数日でクラッチの存在を忘れてしまうなんてアホなん?

 

その後渋滞を避ける為に田園地帯の中を走る。すると柴山沼という沼のほとりに結構なイルミネーションが輝くのが見え、思わず写真に収めた。日が暮れると真っ暗になるような田んぼのど真ん中で、イルミネーションが光っているのは中々シュールである。

愛車も帰ってきたし、いいもの見れてよかったな…と、このまま一日が終わってくれればよかったのだが、この後一気に困った事態に陥ってしまう。泡洗車を頼んだはずなのに、愛車が明らかに汚いのだ。車を預けた時点とほとんど変わっていない。

その辺ディーラーの営業にSMSを投げてみたら、素直に施工を忘れたことを認め、施工し直しさせてくれと連絡がきた。個人的には少なからずショックを受けた。単なる施工不良ではない。洗車されたかどうかなんて一目瞭然だ。それを正規ディーラーともあろう業者が忘れたことに気づかないとは。

とはいえ日が暮れて分かりにくかったという面もある。私も受け取り時に違和感を感じた時点で気づくべきだったのだろう。しかも施工し直しを依頼するにしても、こちらが提案した時間が「その日は定休日でして…」という感じで悉く拒否されてしまった。正直返金して欲しいし店を変えたいところだが、中々そう強く言えないのが私の悪いところだ。後で時間取っていくしかないか…。