遅刻防止策と、「遅刻」から見えてきた上司たちの本音

今日不覚にも遅刻してしまったのだが、それを振り返ってみると、色々学ぶべき点というか、この会社の暗部が見えてきた。これから書くのは怒られた腹いせではない…と言いたいところだが、9割9分腹いせである。

※最初に断っておきたいが、私は遅刻を悪く思ってないわけではないので、そこだけはご了承頂きたい。

 

昼休み終了後、私の上司(部長)は課長経由で私を呼びつけ、会議室に招いた。さりげなくスマホを取り出して録音を開始し、会議室に入室した。

早々に「何で呼ばれたか分かるか?」と聞かれた。もちろん遅刻のことだ。部長はこの時点で既に仕置きモードで、これはこっぴどく怒られそうだなと察する。

元々部長は悪人顔だが、この時の部長の表情はもっと忌み嫌うべきもの…言っちゃ悪いが「汚い顔だな」と感じた。顔にそれまでの人生が現れると言うが、部長の顔に着任当初の若々しさは一切なく、負の感情が満ち溢れていた。私の知らないところで相当汚いことをしてきたのだろう。

 

その後部長は遅刻した理由を根掘り葉掘り聞きだした。何か一言話すたびに「何で◌◌しなかったの?」と怒りを抑えたような口調で詰めてくる。

だが色々話すうちに、部長は自分をお荷物としか思っていないことに気づいた。その証拠に、部長との話には「どうすれば遅刻せずに済むか?」といった建設的な意見が出なかった。三連休で熱中症気味になって睡眠不足になったと言っても、全く気遣う素振りはなかった。

最終的には「もっと早く来い!」「新入社員じゃねえんだからよ!」みたいな吐き捨てる言葉ばかりだった。ストレスをかけて退職に追い込もうとしていると言っても過言ではない。この時点で東証プライム企業の部長としてはかなり問題だと思うのだが、ここで言い返しても自分にメリットはない。仕方なく黙って聞いていた。

 

結局のところ、この部長は自己保身しか考えていないのだ。部内に欠勤者が出ると、当然ながら管理職は責任を問われる。私みたいな困った社員はいない方がいいのだ。さすがに言い返したりはしなかったが、結局この人は部下を何とも思っていないのだろう。

その証拠にこの部長は面倒な仕事を課長に押し付け、課長が深夜残業&休日出勤しているというのに、自分はほぼ毎日定時で帰っている。ちなみに明日は有休を取るそうだ。思わず「いいご身分だな」と言いたくなる。

あるいは人事部の手前本人に指導したという建前が欲しかったか、それとも単にストレス発散かもしれない。それとも、どうすれば遅刻をなくせるか?を考える能力がないのだろうか。いずれにしても、こんな部長は信用に値しない。

会社の業績も悪いらしいし、本音としては転職を検討したいところだが、同僚がいい人ばかりなので、この人達とは離れたくない。結局部長の言葉を受け流しつつ、遅刻しないよう行動するしかないか。

もし自分が管理職だったら、こんな対応は絶対にしない。個人的には、誰にでも止めたいのに止めれない悪癖があると認識している。それはいわゆる業みたいなもので、本人の意思で簡単に止めることは出来ない。つまり遅刻という問題は精神論では解決出来ないのだ。

私だったらこのようにすると思う。

  1. 帰宅後の行動をモニタリングし、どんな行動をしていたかを表にまとめる
  2. その中で改善すべき点がないかどうかを調べ、行動予定表を作る
    (出来れば帰宅時刻に応じて何パターンか作る)
  3. その行動を実際にやってみて、実現可能かどうかを調べる
  4. 実現可能だった場合、その生活をしばらく継続し、習慣化する
  5. うまくいかなかったら都度調整する

重要なのは、どうすれば遅刻が収まるかを冷静に論理的に考えることだ。絶対に感情的になってはいけない。

もちろん私はこれが出来ていなかったわけだが、自分の席に戻ってから早速上記のような計画を練り、行動予定表を作ってみた。明日遅刻したらただじゃすまないが、果たしてどうなることやら…

ちなみに録音していたことは上司には知られていない。こいつはいざという時役に立つだろう。