雷鳴とどろく夜

今週金曜に部長たちが出席する某社内会議に出ることになっているのだが、上司から何の連絡もない。十日ほど前に一度資料の読み合わせを行った際、説明は課長がやるから心配するな、ただ念のため一緒に出席してくれということだったので、私の記憶が確かならば私は高みの見物となるはずなのだが…一番怖いパターンは、上司がそのことをすっかり忘れて「それでは◌◌の説明をお願いします」と土壇場で言われてしまうことだ。もしそんなことになったら、部長十数人の前で八代亜紀状態になってしまう。明日確認しなくては。

 

それはそうと、人新世の資本論が中々面白い。資本主義は人間の欲望と強固に結びついた思想で、資本主義そのものがなくなることはないと思うが、資本主義が限界に近付いていることは多くの人が感じているはずだ。この問題に環境と資源の側面から切り込んでいったのは、ありそうでなかった切り口で興味深い。

 

そんな道すがら、帰宅途中に久しぶりにキジを見かけた。通勤路にキジが出るとかどんだけ田舎だよ!という感じではあるが、元々昔話に出てくるほどありふれた動物だし、別に絶滅危惧種というほど少ないわけでもないらしい。

そんなことを考えながら帰宅すると、早々に雷が鳴りだした。自宅近辺に落雷はなかったものの、局所的にかなり激しい雷雨になったらしい。途中で停電にでもなったらまずいので、雷が落ち着いてから冷麦を茹ではじめる。ようやく昨年開封した冷麦セットを完食出来た…