安否確認/古典のすすめ/不用品回収

今日会社で契約している安否確認サービスの訓練が行われたのだが、必ず報告しろ、報告しなかった場合は始末書とかいう訳の分からない事態になっている。そもそも休み中に報告を求められている時点で不快なのだが、報告しなかった理由を求められるのは、従業員を大切にしたいのかそうでないのか、会社の意図が全く理解しがたい。少なくとも従業員を信頼していないのは確かだ。

 

さて、今日は夏季休暇最終日となった。長いと思った5連休も、あっという間に終了。今年は旅行も帰省もせず、普段の土日を5日間続けたような休みとなってしまった。最も読書のおかげで知識は増えているのだが、もし読書していなかったら本当に虚無感しか残らなかっただろう。

そんな最終日ではあるが、今日は雨がようやく止んできたので5日ぶりにベスパに乗ることが出来た。レインコートはあるし別に乗れなくはなかったのだが、連休前に洗車したばかりで汚したくなかったのだ。駐輪場に来ると、干上がったナメクジの死骸がいくつもあった。ナメクジを踏まぬよう愛車を移動させ、エンジンをかける。この愛車、ほんの1週間乗らないだけで期限を損ねてしまう寂しがりなのだが、エンジンがかかった直後、軽くアクセルを煽ってやったらすぐアイドリングが安定した。

それで出かけた先は結局いつものホームセンター。だが久しぶりに愛車に乗れた嬉しさからか、あっという間に目当ての店に到着。貞観政要の解説書を読みつつコーヒーを飲む。書かれている内容自体に目新しさはないが、これを中国の歴代皇帝や天皇、武将が読んできたということで、本当に大事なことは色あせないのだなと感じた。「おすすめの本はありますか?」と聞かれたとき、私は好きなものを読めばいいと答えるようにしているが、ハズレ本を避けたいという人には古典をお勧めする。例えばギルガメシュ叙事詩もそうだが、良質な古典作品は今の文藝春秋に載せても遜色ないほどの普遍性を持つ。そもそも数百年数千年の時をかけて厳選されてきたわけだから、古典というのは必然的に名著だらけなのだ。

ただ、古典というのは往々にして難解でとっつきにくい。そういう場合は「現代の古典」をオススメしたい。これは佐藤優さんの受け売りだが、書店に10年以上置かれている本は現代の古典と言える。書店も商売でやっているのだから、売れない本や魅力のない本はさっさと返本されてしまう。10年間置かれているということは、10年間コンスタントに売れ続けているということだ。これだけ変化の激しい昨今、10年間も書店に置かれている本は十分普遍的と言えるだろう。

 

そういえばメルカリで2009年のギターマガジンが売れたらしい。ギターをやろうとしたのは完全に黒歴史化してしまった過去であるが、発送は明日行うとして、購入者に簡単なメッセージを返した。おかげさまでメルカリの売り上げも4000円を超えそうだ。

私は7000円のトランクルームを借りており、その中には捨てられない黒歴史が山積している。そしてベランダには昔使っていた車のマフラーとガスコンロ。これも早く手を付けなくてはならないのだが、いかんせん量が多すぎて困っている次第である。特に同人誌が厄介だ。今思うと、なぜこれほどまでに買ってしまったのか自分でも疑問である。

一気に引き取ってもらえればいいのだが、R-18の同人誌も多分に混じっており迂闊に引き渡すことも出来ない。ちょっとまたあとで考えよう…。