バイクブーム?/オートバックスのひと時/て…貞観政要…/無理ゲー社会

そんな訳で5連休も折り返し日となった。相変わらず天気は悪く、明日も明後日も雨だという。5連休が雨で見事に潰れるという惨事…バイクに乗れない…涼しいのはいいけれど。

バイクと言えば、今日は柏の某ショッピングモールでコーヒーを飲みながら本を読むルーティンを行ったのだが、そのついでに某バイク店に立ち寄ったところ、展示場がスカスカだった。以前はバイクでぎっしり埋まっていたというのに、閉店か?というほど減っているのだ。コロナ禍もあってバイクが足りておらず、中古市場も高騰しているという噂を聞いたが、本当だったらしい。

いきなりハーレーを買う人もいるものの、大体バイクというのは原付~250ccくらいから乗り始めて徐々に大型にランクアップし、後で小排気量に戻ってくるのがあるある探検隊なのだが、コロナ禍で原付を買った人の何パーセントかはバイクの楽しさに目覚めて中型や大型にランクアップするかもしれない。事実私もそういうパターンだ。もっとも私は原付に7年近く乗って、その後中型で止まって今に至る万年初心者ライダーだが。

ちなみにその某ショッピングモールのすぐ近くにはオートバックスもあり、そこではキャンピングカーや中古車販売も行っているほか、2階にはフードコートとヴィレッジヴァンガードが併設されている、かなり大きな店舗だ。しかもここのヴィレッジヴァンガードは普通の店舗と異なり、車関連のフィギュアや雑誌、キーホルダーが充実している。車好きにとってはちょっとした天国みたいな場所だ。ここのフードコートでポテトを食ってヴィレッジヴァンガードを回るのが私にとってささやかな楽しみだったりする。

NHK教育で「100分de名著」という番組が放映されているのをご存じだろうか。うちはテレビがないので見れないのだが、毎回先生を招き名著をざっくり解説してくれる番組だ。このNHKテキストが中々素晴らしく、スピノザ「エチカ」など、私には絶対読破出来ない難解な本も分かりやすく解説されているのだ。今日は先日買った「貞観政要」のテキストを読んだ。貞観政要はリーダー論として知られるが、この時代に優れたリーダー論が確立されていたとは驚きだ。中国史に疎く、少し前まで「ていかんせいよう」と呼んでいた私にとっては得るものが大きい。

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それから橘玲氏の「無理ゲー社会」、何とか中盤まで読み進めることが出来た。橘玲氏といえば「言ってはいけない」「上級国民/下級国民」が有名だが、この「無理ゲー社会」はやや難易度が高く、読み進めるのに若干苦労している。何しろサピエンス全史のようにあらゆる分野の知見が引用されているのだ。資本主義でも社会主義でもない新たな答えが求められる現代、この本も資本主義とリベラル双方を批判している点では共通するが、この本はとにかく救いがない。これと別に読み進めている「人新世の資本論」は答えが提示されている点が画期的なのだが、橘玲氏はタイトル通り「無理ゲー」だととらえているのだろうか。

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