クリエイターがAIイラストを生かすには(自分用メモ)

画像生成AI(Holara)を使い始めてそろそろ2ヶ月になる。

あれ以来ほぼ毎日何かしら生成する日々が続いており、使い込むうちに色々な気付きを得た。

未だに画像生成AIを毛嫌いするクリエイターが多い印象だが、今後はむしろAIを使いこなすクリエイターこそ生き残ると感じている。

 

そんな訳で、今回の記事ではクリエイター向けAI活用法を考えてみる。

 

1.省力化(手間がかかる部位を描いてもらう)

個人的に、一番大きなメリットを感じたのはここだった。

何事も効率化が求められる時代だが、AIを駆使すれば作画を大幅に効率化することが出来る。

例えばゴスロリ風の絵。凝ったフリルを書こうとすると、プロのクリエイターでもフリルだけで1日かかったりする。

ところがAIを使えば、どんな複雑なフリルだろうと1分もかからず描画してくれるのだ。

そのフリル部分だけ上手く転用することが出来れば、クリエイターの負担が大幅に軽減されるはずだ。

 

 

2.キャラクター立案

イラストに限らず、漫画・小説・アニメ・ゲームなどの登場人物を決めるとき、

たいていはコンセプトやイメージを考え、それをスケッチ等の形にしながら検討していくと思うが、それを何枚も、時によっては数十枚数百枚も描くのは大変な作業だ。

ところが、画像生成AIにイメージ(プロンプト)を伝えてやれば、スケッチを短時間かつ大量に生成してくれる。

一切スケッチを描く必要がないとは言わないが、手を動かす時間が大幅に軽減されるだろう。

 

3.構図のアイデアを得る

その一方で、キャラクターイメージは固まっているのに、それを魅力的に描く構図が分からない、という人もいると思う。

そんなあなたのために、画像生成AIが無数の構図でキャラクターを描いてくれる。

あなたはその中で一番気に入った構図を採用すればよい。

 

 

私が実感したのはこんな感じだが、画像生成AIはクリエイターのための省力化ツールとなるポテンシャルを秘めている。

事務作業でいえば、面倒な繰り返し処理を自動でやってくれるRPAやマクロツールに近い。

さすがにAI単独で実用に耐えるレベルには達していないが、アイデアを得たり効率化するには役立つはずだ。

 

これまでは、作品を作りたくても画力がなかったり、時間がない人は、創作を諦めるしかなかった。

だがAIはそんな人に希望を与えてくれる。

AIに頼めば、24時間365日、文句も言わず指示通りのコンテンツを作ってくれる。

これによって努力や苦労を良しとする古い価値観から脱却し、「いい作品を作った奴が一番偉い」という至極当然の価値観をもたらしてくれるかもしれない。