春日部の道の駅/北関東の暴走族とバイク文化

昨日は久しぶりに春日部市内の道の駅を訪れた。地元のせんべいや、一応首都圏ということで東京土産も売られている。それは分かるのだが、なぜか信州そばや軽井沢銘菓など、明らかに春日部と関係なさそうなものまで売られている。

そんな豊富な品揃えにもかかわらず、まるで地方のやる気のない物産展のような雰囲気だ。暗いというか、悪い意味で古さを感じる。この寂れっぷりはコロナ禍だけでは説明できない。

レジは未だキャッシュレスに対応しておらず、現金払いのみだ。売り場の片隅には埃を被った民芸品があった。もう何か月も手入れされていないように見受けられる。駐車場は舗装が陥没している箇所が多数あり、情報館の液晶モニターは、なぜかビデオが微妙なところで一時停止したままになっていた。トイレもガタが来ている。

付近にある茨城県の道の駅は積極的にイベントを開催して賑わっているのに、地の利があるはずの春日部の方が寂れているのは悲しい限りである。まるで高齢化が進み落ちぶれていく春日部市を反映しているようだ。行政経営の重要性が垣間見えた。私が管理者だったら上記の問題点は全て直させるのだが。

そんな訳で春日部市に物申してしまったが、私の場合は物申す系というより「ダメなところを見つけたら直さずにいられない」タイプなのだと思う。会社でもトイレの汚れや通路にゴミが落ちているのを見つけたら、こっそり掃除している。私がやらずともトイレ掃除のおばちゃんに言えばいいのかもしれないが、どうしてもやらずにいられないのだ。

 

さて話は変わるが、これをお読みの方はバイクに対してどんなイメージをお持ちだろうか。もしあなたが北関東出身だとしたら、あまりいいイメージはないかもしれない。なぜなら北関東は元々暴走族の活動が活発で、未だに暴走族の残党が残っているからだ。私は栃木県出身だが、土日に帰省すると高確率でバイクの騒音が聞こえてくる。

そのおかげで北関東民は「バイク=暴走族」のイメージが非常に強く、とにかくバイクに対するイメージが悪い。特に茨城県は警察と暴走族の対立が激しく、警察も暴走族逮捕に本気を出し、噂では危険を承知で路上に罠を仕掛けていたという。

それだけでなく、北関東はいわゆる「走り屋」も多数存在し、70年代から90年代にかけて夜中峠を攻めては事故を起こす車・バイクが後を絶たなかった。現在北関東には二輪車通行止めの道路が多数存在するが、これは警察による通行禁止措置の名残である。あれから20年以上経った今も多くの通行禁止区間が残っている。

これをはたから見ると「暴走族や走り屋なんて昔の話でしょ、何でバイク規制が残っているのか分からん」という意見が出そうだが、残念ながら北関東においては暴走族も走り屋も健在なのだ。とはいえ暴走族も減少かつ高齢化しているらしいので、いつかは状況が変わるかもしれない。

kurukura.jp

もちろん北関東においても純粋にバイクを楽しむ人は多いのだが、大抵バイクに乗りたいと言うと家族に反対される。暴走族や、峠で事故るイメージがあまりに強いのである。実を言うと、私はバイクに乗っていることを栃木の両親に隠している。どうせ乗るなと言われるし、こちらも無駄な心配をかけたくないからだ。

私は原付も含めれば10年以上バイクに乗っている。その経験からバイクについて色々と言いたいことはあるのだが、長くなるので別の機会にしたい。