クリエイター間の嫉妬/イラストを続けるコツ

五輪開会式の演出を任された小林賢太郎氏が解任された件、某元芸人の絵本作家さんが妬み嫉みについて話されていたが、実際クリエイターの世界はそういう類の話が多いと感じる。なぜならクリエイターの世界は実力と成果が比例しないからだ。実力があっても大成功するとは限らない。中には大して努力してなさそうなのに成功している人もいる。実のところ、そういう人は裏で結構な努力をしているものだが、他人の努力量なんて見えないし、そういう人はどうしても嫉妬の対象になりやすい。そして何を隠そう私も嫉妬深いタイプだ。ツイッターを見ていてもそういう負の感情に襲われることが多々ある。そもそもメンタルが弱いのも関係するかもしれない。負の感情に負けてイラストを止めてしまう人も多い。

だが、なぜ私のような者が8年間もイラストを続けてこれたのだろうか。一つは評価される場を模索したことだ。私の場合ツイッターではほとんど絵が評価されない。だがpixivではまずまずの評価がもらえている。プラットフォームやSNSには個性がある。ある場所で評価されなかったとしても、別の場所なら評価されるかもしれない。常に自分に適した場を模索することが重要だと感じる。

もう一つは、これは意外かもしれないが、頑張りすぎなかったことだ。最短距離で画力を上げる方法は模写と人体構造の把握、パースなど地道なものが多い。だが大抵の人はこれを全てこなす前に心が折れ、止めてしまう。絵で稼がないと死ぬとか何らかの強制力がない限り、自分にあったペースで進めていくしかない。つまりいかにモチベーションを維持するかが重要だ。練習もしなくともよい。週に1時間しか描かなくてもよい。その代わり、その週1時間を死守する。たとえ低空飛行であっても、続けてさえいればチャンスはある。私は絵でお金がもらえるようになるまで8年かかったが、どんな人でも8年も続ければお金がもらえるレベルにはなれると思う。

今も時々嫉妬に苛まれるが、その時はひたすら自分に目を向けることにしている。いくら他人に文句を言っても自分の実力は上がらない。7つの習慣や嫌われる勇気にも載っている通り、他人を変えようとするのは現実的ではない。他人ではなく自分を変えるのだ。

そんな訳で絵を始める前に腹ごしらえだ!と思っていたら、黒光りするものがパサッと音を立てて着地した。なんてことだ・・・なんてことだ・・・換気のためドアを開放したのがまずかったのだろうか。すぐ始末し、ゴミを部屋から撤去する。いやー無駄に疲れた…とはいえ明日一日働けば5連休。今日ははやく寝よう…